2025/07/23 リハビリテーション学科

【作業療法学専攻1年生】リエゾンゼミⅠ:早期体験実習に向けて車椅子体験や感染予防演習を実施しました!


作業療法学専攻1年生の「リエゾンゼミ」の授業では、早期体験実習に向けて、車椅子体験および感染予防に関する授業と演習を実施しました。

車椅子は、臨床実習において多くの施設で関わることになる、最も身近な福祉用具の一つです。今回は、車椅子の構造や種類、介助方法などの基礎知識について授業で学んだ後、大学の施設内および屋外環境を活用して、実際に段差の昇降や坂道での介助を体験しました。
体験後には、「実際に操作してみることで、利用者の立場や介助の難しさが実感できた」「座って移動してみると、段差や傾斜の怖さがよくわかった」など、多くの学生から気づきのある感想が聞かれました。

また、感染対策の基本である「手指衛生」についても演習を行いました。専用のキットを用いて、手洗い前後の状態を可視化し、洗い残しやすい部位を確認しました。
学生からは、「見た目では洗えていると思っていたが、意外と洗い残しが多かった」「自分の手洗いの癖がわかって、今後に活かせる」などの声が聞かれ、感染予防への意識を高める良い機会となりました。

今回の学びが、今後の早期体験実習において、学生1人ひとりの実践力につながることを期待しています。


屋外での車椅子体験(段差)。介助をする側、される側のどちらも体験することが大切です。
坂道を活用した車椅子体験。どのような介助をすると安心するか、楽しく学ぶことができました。
手洗いチェッカー。手洗い前後で洗い残しを確認することができます。
手指衛生の大切さを学びました。